cherry&にゃんにゃんの『のほほんないちにち』








平成14年5月25日。
本日は実にいい日だった。
出会うこと出会うこと全てが日記に書きたくなるようなことばかりで、「だったら書こう」ということになった。
そんなわけで、書く(笑い話ではない・・・つもり)。

本日の予定。「やなせたかしさん&おおた慶文さんの絵画展」に行くことと、「はせがわゆうじさんの原画展」に行くこと。
午前10時15分起床。「九龍で会いましょう」を見ながら朝ご飯を食べていたら、すっかり時間を食った。
そのあと、服にアイロンをかけたり、ジーパンを穿こうと思って置いておいたら母が間違えて洗濯していたりで、いろいろやって慌てて家を出たら携帯電話を忘れた。

午前11時。大学でお泊り会をやっていたにゃんにゃんと、高蔵寺で落ち合う。そのまま、ジャスコ守山店に行く為にガイドウェイバスに向かう。にゃんにゃんはバイト先がその通り道にあって、今日は学校があるからバイト休むと言ってあったので、慌ててそこを通り過ぎる。
そんなこんなで、ガイドウェイバスに乗る。地元では料金が高いと有名らしい。
目指すべき「ギャラリー・ステージ・ワン」はジャスコ守山店の側にあるとのことだったので、ジャスコ守山店のある上島に向かうが、肝心のギャラリーの場所がわからなかったので、近くに住んでいる知り合いにバスの中でメールを打って訊いてみる(cherryは携帯忘れたのでにゃんこのを使う)。
歯医者の隣りと教えてもらって、バスの中から見ていたら、歯医者の隣りに「やなせたかし&おおた慶文展」と書いてあるとこ発見。バスを降りてそこに向かう(すごい未開の地で驚いた)。
そこまで言ってまず驚く。普通の家しかない。
でも、そこに「ギャラリー・ステージ・ワン」という看板を発見。矢印が歯医者を向いている。・・・「ギャラリー・ステージ・ワン」って歯医者?
って思っていたら、普通の家の2階に「stage one」と書いてあるのを発見。「ご自由にお入りください」と書いてある。
「普通の家やけど玄関のベル押して入るの?」とか言って、入りそうになったとき、裏に入り口発見。そこから階段で2階にあがれた。
しかし2階に行ってまたも驚く。普通に玄関っぽい扉がある・・・。
でも「ご自由にお入りください」って書いてあるし・・・。ということで、恐る恐る扉を開けてみたら、ちゃんと絵画展をやっていた。
そこの奥さんが、とても感じのいい人だった。
個人でギャラリーをやってらっしゃるという奥さん。cherryやにゃんこと同じくらいのお子さんがいるそうだ(でもうちらは高校生と間違えられたが)。
「高校生くらい?」
「いえ、大学生です」
「まだ大学に入ったくらいなの?」
「今年3年生で・・・」
頑張ろう脱高校生。
うちらが絵を見ていたら、お茶を出して下さって(しかも抹茶)、そのあと奥さんがブレンドしたコーヒーも出して下さって、いろんなお話を聞かせて下さった。
にゃんこはおおた慶文さんのイラストの女の子に似ていると言われた。私がいろいろ考えた末の分析結果。「目がでかいところが似ている」。
そんな中、ゴールデンレトリバーのドロシーちゃんに出会う。
ドロシーちゃんは盲導犬を目指していたらしいが、今は奥さんの家に住んでいる。
普段は人が来ると「こんにちは」、募金をすると「ありがとう」、帰るときはお見送りしてくれるらしいが、今日のドロシーちゃんはなんだかアンニュイな感じだった。ずっと、尻尾だけ振ってぐでんと眠っていた(尻尾の振り方がバタバタ言っておもしろい)。
ドロシーちゃんはミーハーらしく、男の人が来ると異常に反応するらしいのだが、今日は猫を連れていたのでダメだったんだろうと思った。
「さんぽ」と言うといきなり元気になるところは、うちのチュチュと一緒だ。
ドロシーちゃんの話をしていて、前に飼っていた犬の話も聞かせて下さった。
いつもペットルームに入っていて、階段も目が悪くて降りられなかったはずの犬が、ある日突然行方不明になったらしい。
奥さんは、「死に場所を探しに行ったんだろう」と言った。
犬でもそういうことあるんだなぁと思った。「お世話になった飼い主には死ぬところを見られないように」みたいな。
うちのチュチュは絶対そんなことしないだろうなぁとふと思った(「死ぬまで世話しろよ!」精神・・・)。
そんな感じで、いろいろなお話を聞いて、ギャラリーを後にする。奥さんもとても素敵だったし(本日の素敵さん1号)、ギャラリーもとてもいい雰囲気だった。またぜひ行ってみたい。
そう言えば奥さんが、私に会ったことがある気がすると言う。私もそう言われると会ったことあるような気がしてきてしまった・・・。
もしかして「詩とメルヘン」の望年会で会ったのかなとも思ったが、にゃんこを覚えていて私を覚えていないことはあっても、私を覚えていてにゃんこを覚えていないことはまずないだろうと思ったので、その説は却下。

ギャラリーを後にして、ジャスコにご飯を食べに行く。
入ってすぐ、服に目が行く。服欲しいねーと言いながら見ていた末、「ご飯を食べる」という本来の目的をすっかり忘れ、にゃんこ、服を1着衝動買い。
その結果、お金を下ろしに行く羽目になる。
お金はちゃんと考えて使わないといけないという教訓を得た。
ジャスコをあとに、次は「のほほん人さん」こと、はせがわゆうじさんの原画展をやっている覚王山に行くべく、大曽根行きのガイドウェイバスに乗る。
しばらく乗っていたら、バスが突然専用道路みたいなのに入って行った。
cherryとにゃんこ、「バスの専用道路あるんやー」と驚く(田舎者発言1)。
そのまま乗っているとにゃんこが「このバスってもはやタイヤで走ってないの?」と言い出す。道がすごく細いのに、こんなにスムーズに走るのはおかしいと言うので、言われてcherryもそう言えばそうだと思う。
「でも、反対車線見てもレールとか何にもないよ」
「えーじゃあ普通に走ってるの?」
「それってめちゃめちゃ運転うまいやん!」
とか言いながら走ってると、道路の端っこに溝みたいなのが付いているのに気づく。
そこになんか噛ませてあるんじゃないかということになって、ちょうどそのとき反対車線にバスが走ってきたので、それを見る。
「普通に走ってるよ?」
「ほんとだー。別に溝に何にもないよねー?」
「でも、なんか前の方に付いてたような気がする」
「えー。私わからんかったよ」
今思えば、そんな会話をでかい声でしていた(田舎者発言2)。
大曽根に着いて、にゃんこ、バスの下を覗いてみる。
「あーなんか付いてるよー」
そしてcherryも覗く。わっかみたいなのが噛ませてあった。
「これでやっと謎が解けたねー」
「っていうかうちらめちゃ田舎丸出しやんっ」
「でもみんな乗ってて疑問に思わんの?」
そんな私たち21歳。

大曽根→千種→覚王山と行って、目指すは「山山堂」。
「4番出口から出る」ということと「郵便局の近く」しか把握してないcherryとにゃんこ。
とりあえず、4番出口から出て郵便局を探す。・・・が、すぐ見つかると思ったのに全然見つからない。
仕方なく、道行くお姉さんに訊いてみることにする。このお姉さんが素敵さん2号だと気づくのはこのすぐ後のことである。
「すいません、覚王山郵便局ってどこですか?」
「え?郵便局?そんなのあったかなぁ・・・。でも、今日、郵便局って休みだよね」
「はいでも、郵便局が目印って書いてあったので・・・」
「他に目印はないの?」
「えーと、山山堂ってとこに行きたいんですけど・・・」
「何のお店?」
「アートギャラリーです」
「ちょっと訊いてみるから待っててね」
と言って、近くの店で郵便局の場所を訊いて下さる。
しかも、途中まで道案内してくださった。
「そこで何かやってるの?」
「はせがわゆうじさんという方の原画展があって」
「そこ信号渡ってすぐ斜め入ると郵便局だから」
「どうもわざわざありがとうございました」
「行ってらっしゃい」
本当に素敵なお姉さんだった。ああいう人になりたいものだと思った。
言われたとおり信号渡って斜めに入ると、郵便局を発見。小さなとこだった・・・。もっと大きな目印あるだろう。
そのままその道を突き進むが、どんどん人通りの少ない住宅街みたいなところに入っていってしまった。
「大下美奈さん(私たちより前に原画展見に行っていた)に電話してみる?」
「ちょっとここ絶対違うて。戻ろう」
と行って、来た道を戻ろうとまわれ右した途端、そこに「山山堂」発見。
しかし、「喫茶店・・・?」。
恐る恐る中を覗いてみる(今日こんなんばっか・・・)と、入り口にはせがわさんのイラストのポストカード発見。
しかも、「山山堂」=「さんさんどう」だと思っていたら、「やまやまどう」とふりがながふってあった。
入ってすぐ、のほほんとした感じの髭のおじさんと目が合う。すごくはせがわさんの描くイラストに出てくる人に似ていた。
喫茶店の女の人に、「ギャラリーは2階です」と言われ、2階へあがってみる。階段前にハスキー犬が寝ていた。
2階へあがってみると、そこに原画が飾ってあった。家の2階だったり、喫茶店だったり、こういうところで絵画展やるのって素敵だなと思う。
以前三浦由さんが庭園で絵画展やってるのを見に行って、それもすごくいいなぁと思った。
堅苦しさがないし、ちょっと秘密基地的な感じですごく好き。
はせがわさんのイラストは、ほわんとした感じが好き。cherry自身がほわんとした人なので、ほわんとするものって落ち着くのかも・・・。
そんな感じで見ていたら、最初に目が合った髭のおじさんが2階へあがってみえた。予想通り、はせがわゆうじさんだった。
実は去年の星屑望年会にも来てみえたらしく、うちらが歌ったことも覚えててくださって、しかも望年会レポートも読んでくださったらしい。
もしかしてこのレポートも読んでくださるのでは?とちょっと期待しながら書いている(なんて、ちょっとラブコールしてみた)。
夕方に内田新哉さんもみえるとのことだったので、ゆっくりギャラリーを見て回る。
cherryは「キャノンの空」と「あの空の向こうに」というイラストが気に入った。
3時半頃まで見ていたんだけど、時間が微妙だったのと、cherryがちょっとばてていて気分が悪かったので、帰ることにする。
ポストカード買ってはせがわさんにサインをもらうべく、1階の喫茶店の方に降りる。
そしたら、ゆっくりしてくださいと店の人に麦茶までいただいてしまったので、ゆっくりすることにする。本当に気分悪かったので、麦茶は嬉しかった。
そこでまた、しばらくはせがわさんとお話する。
今度、Qちゃん(ひびきゆうちゃん)の詩にイラストを付けるそうだ。Qちゃん羨ましー。
内田さんを「うっちー」と呼ぶ計画も着々と進行中。
そういえば、最初来たとき階段の前にいたハスキー犬が、階段の下で寝ていた。
近寄ってみたらすごい目で睨まれて、「昼寝の邪魔すんなよ」と言われた。
ごめんよハスキー。今日はそんなのばっかだ。
麦茶いただいて居座っているのもなんか悪い感じがして、でもcherryは他に飲み物を飲む気力もなかったので、おいとまさせていただくことにした。

お店を出て少し行ったところで、なんだか見覚えのある人に遭遇。うっちーだった。
普通に白いTシャツを着ていてちょっとびっくり。内田さんは青いカッターシャツの人というイメージがインプットされていたので。
そして出会ったところで、話に花が咲き、思わずそこでずっと立ち話をしてしまった。顔が焼けた焼けた。
なんだかうちら、「詩とメルヘン」にほとんど掲載されたこともないのにすっかり常連づら・・・?恐縮です・・・。
別れるときにポストカードまでいただいてしまった。まったく、恐縮です・・・。

こんな感じで、
「今日はほんとにいい日だったー。私家に帰ったら絶対日記書くわ」
「ほんなら私、掲示板に『詳しくはcherryの日記で』って書いとこう」
などと話をしながら家路についた。
家に帰って、はせがわさんに会ったことをQちゃんに報告しようと、Qちゃんのホームページに行く。
掲示板を見ていたら、昼くらいに夏野優さんが「9998番だったー」と書き込みをしていて、その下にQちゃんが、「もうすぐアクセス10000人なので、10000番目の人はちゃんと申告してくださいね」と書いていた。
もう夕方だったので、「10000人目の申告なかったんだな」と思いながら、私は何番目か気になったのでトップページに戻ってみた。・・・10000人目だった。
Qちゃんのイラストゲット!
っていうかマジで、今日はいい日だ。
さっそくにゃんこに、10000人目取ったことをメールで報告すると、
「寝てたらバス乗り越した」と返ってきた。
そんなオチがあったところで、本日の日記、おしまい。





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まとめ