Y2K-PARTY星屑望年会デビュー








「『星屑望年会』とはなんぞ?」と言う人はとりあえずここを読んでください。


2001年11月13日、cherryのメールボックスに届いた怪文。

『君とにゃんこは、事前に“詩”を渡したら100人の前で歌えるか。by.N』

まあ、そんな感じで始まった。


この怪文を解読すると、以下のような感じである。
「毎年、『詩とメルヘン賞』というのがあって、詩やメルヘンで活躍されている人に賞が贈られる。イラストコンクール受賞者は、イラストを見てもらえばわかるが、詩とメルヘン賞受賞者の詩は発表する術がない。そこで、詩とメルヘン賞受賞者の詩に曲をつけて、望年会で歌わないか」
そういうことらしい。

私とにゃんこには野望があった。
「去年の望年会のときピアノあったよね。今年はY2K-PARTYの曲こっそり歌っちゃおうか」
そんな矢先に届いた怪文。
にゃんこも乗り気。cherryも乗り気。
あっさりOKしてしまうところが私たちの無謀なところ・・・もとい、チャレンジ精神旺盛なところである。

ところで、OKしてしまったあとで、cherryとにゃんこは大変なことに気づく。
以下に、大変なことを書き並べてみた。

     ①星屑望年会まで、あと3週間しかない。
     ②cherryは望年会までに、出さないと単位を落とされる実験のレポートを2度出さなくてはならない。
     ③にゃんこは望年会当日、英語の授業で発表をしなくてはならない。
     ④cherryはピアノの発表会で間違えずに弾けたことがない。
     ⑤にゃんこは演劇部の公演でセリフが飛ばなかったことがない。

cherryは、締め切りを与えられて曲を作ったことがない。
そうでなくても、いつも曲ができるまでに1週間はかかる。
にもかかわらずレポートはひとつ書くのに1週間かかる。そのうえ2つ書かなくてはならない。すなわち歌は1週間で作らなければならない。
ついでに言うと練習してる時間もない。
望年会当日、にゃんこは英語の発表・・・ということは、英語の発表を終えてから東京に向かう為、当然会場で練習する時間もない。
致命傷は④と⑤だろ。

そんな状況の中、世にも恐ろしい指令が届く。

『赤坂プリンスホテルを予約しておくから、当日はそこに泊まれ。by.N』

あまりにも恐ろしかったので、夜間1分80円、無料600円分の携帯でにゃんこに9分間「こわいこわい」と連発してしまった。結局断ったけれども。

11月16日。N氏より、詩とメルヘン受賞者敦子さんの詩とMITUGUさんの詩を受け取る。

そんなこんなで、望年会までの3週間は、こんな感じになった。





11月21日。にゃんこに、
「とにかくレポートで忙しいから、いつでも歌えるように完璧に覚えといてね」と言ってデモテープを渡す。
伴奏を作る時間があるのは11月23日からの1週間のみ。
なので、N氏に詩をもらってすぐ、とにかくメロディだけは作っておかなくては!と思い、メロディを作った。
そして11月23日である。
cherryは追い詰められると本領を発揮するらしい。
1日中ずっとピアノとにらめっこをして、なんとか1曲目の伴奏を作ることに成功!1日で伴奏が作れたのは、“Qちゃん”ことひびきゆうちゃんの「林檎」を作ったとき以来である。
そして11月24日。2曲目に挑戦。
この曲は、1曲目よりだいぶ短い曲だったので、すぐ作れると思っていたら大間違いだった。
23日同様、ピアノの前に座りつづけるが、全く作れず。仕方がないのでプレイステーションで「ワンピース~飛びだせ!海賊団~」をやって息抜きするが、全く作れないうちに夜がふける。
そんなとき。どうしようどうしようと思いながら、浜崎あゆみさんの「teddy bear」の伴奏を聴いていて、cherry、何かをひらめく。
それから後は何か乗り移ったように伴奏が作れた。結局、1日ピアノの前にいて、伴奏作成時間は1時間くらい。ありがとう、あゆ!!

にゃんこと合わせて練習できたのは、11月25日、28日、そして望年会前日の12月6日のみ。
しかもcherryは風邪をひいた。
あれは忘れもしない、にゃんことの練習前日の27日。
朝起きたら喉が痛い。
にゃんこと二人、「風邪だけはひかないようにしないと」と言って、うがい強化してたのに。
大学の友達に「龍角散の喉飴はよく効くよ」と言われ、喉飴を舐めつづけること3日間。
なんとか喉は治ってきたように思われた。が。
11月30日、再発。
ひたすら龍角散の日々。結局、望年会当日まで喉は治らなかった・・・。


12月7日、望年会当日。
前日買っておいた龍角散喉飴(でっかいパック)を引っ提げて、東京へ。
にゃんこの英語の発表があったため、午後1時54分の新幹線に乗り(高速バスにはもう二度と乗るまい)、午後4時46分に東京駅に到着。
早速新幹線出口で駅員さんに訊く。
「丸の内線に乗るにはここから出ればいいですか?」
・・・逆の改札口だった。
逆の改札口から出るとすぐ、「丸の内線」と書いた看板を発見。「なんだすぐじゃん」と言って切符を買う。
そして、看板の矢印を辿っていく。・・・が。
どこまで行っても全く着く気配なし。結局、駅1周くらい回ってしまった。
「うちら絶対間違っとるて」と言いながら改札を通ろうとする。と、切符が通らない。
・・・JRの切符を買っていた。

電車の中でにゃんこが言う。「望年会レポのタイトル『cherryとにゃんこの田舎者日記』に決定やね」
やめたけれども。

ちなみに望年会後、こんなメールが届く。

『なかなか現れなかったので少し心配したが、二人の衣装を見て、これに時間がかかったのねと納得した。by.N』

当たり前じゃないか。まさかcherryとにゃんこが、丸の内線を探すのに駅を1周したり、営団地下鉄の切符と間違えてJRの切符を買ってしまって、遅れたなんてことあるわけないじゃないか。

ちなみに二人の衣装とはこんなもん。





さて、そんなcherryとにゃんこ、泊まる予定のホテルに着いて超驚く。
新幹線とホテル代で20700円の安パック。のはずなのに、ホテルがめっちゃ広くてでかくてすごいところだった。
あとで訊いたところによると、結構有名なところらしい。池袋メトロポリタン。
まず入り口を入ったらでかいお店とか入ってるから驚く。結婚式の予約とか入ってて驚く。去年とは大違いの展開。そして去年より安い。驚く驚く。
チェックインするとき、「もしやこのホテルじゃないんでは?」と思うほど驚く。
んで、チェックインしてさらに驚く。ホテルの人が荷物を持って部屋まで案内してくれる。しかも22階。
これはきっと、うちらの泊まる部屋はたいしたことないんだ、と思って入ってみてまた驚く。眺めもよくていい部屋だった・・・。
何か質問は?という問いに、にゃんこ「一度ホテルを出て戻ってくるときに、何時までに戻ってこなきゃいけないとかはありますか?」
「いえ、24時間フロントはやっておりますので」
・・・さすがはいいホテル。っていうかすごい田舎もんの質問?
ちなみに、鍵をフロントに預けようとすると、ホテルの人が先に取りに来てくれる。やっぱり違うわー。


そんな感じで田舎者ぶりを発揮しつつ、望年会会場に着いたのはPM6時15分。望年会が始まる15分前のことだった・・・。
赤坂プリンスホテルの前で、警備員さんに「赤坂プリンスどこですか?」って訊いちゃったし・・・。
会場に人が集まっている中、こっそり練習をさせてもらう。歌うと敦子さん、MITUGUさんにばれてしまうので、ルルルで歌う。cherry、ピアノが全く弾けず。緊張の極限に入るのが早い。にゃんこに「落ち着け落ち着け」と言われてなんとか弾けるようになる。なんて危なっかしいんだ。
発声練習があまりできなかったので、星屑楽団の皆さんが弾いていた「いつも何度でも」の伴奏に合わせて勝手に歌ってみたり・・・。

そのあと、打ち合わせ。
司会者さんに段取りを説明してもらっていると・・・。
「『今回は特別にイベントを用意しています。cherry&にゃんにゃんさん、壇上へどうぞ』って言いますので・・・」
・・・ちぇ、cherry&にゃんにゃん・・・????
「いや、それはちょっと・・・」
「あーやっぱり。私もどうかと思ったんですよ」
・・・Y2K-PARTYにしてください・・・。
「紹介が終わったら、何かひとこと言って、歌をはじめてください」
私はピアノを弾くということで、にゃんこがひとこと言うことに決定。
「曲名はうちらが言えばいいですか?」
「はい。こちらで言った方がいいですか?」
「いえ、大丈夫です」
ってことで決まり。
にゃんこ「何言えばいいんだ?」
cherry「まず紹介が終わったら二人で礼してー、そしたら私ピアノの準備するから、そのうちにひとこと言ってね。まず『受賞おめでとうございます』みたいなこと言ってー、それから『今日はお二人の素敵な詩を歌わせていただけて嬉しいです』みたいなことを・・・」
cherryはいつから仕切り屋になったんだ・・・?
にゃんこ「あー。歌える喜びを言えばいいんだ。『今日はとても幸せですー!!』みたいな」
cherry「ほんで曲名を言って、『2曲続けてお聴きください』みたいなこと言ったら始めるから」
にゃんこ「2曲とも言えばいいの?」
cherry「先に言っちゃったほうがいいでしょ」
にゃんこ「曲名忘れそう・・・」
その後にゃんこ、「笑いとってもいいかなぁ」みたいなことを言い出す。そんな無謀なことは・・・「いいじゃん。やっちゃえやっちゃえ」。
結局やらなかったけれども。

練習も打ち合わせも終わり、会場を見渡してみる。意中の人物を発見。2年間ずっと会いたい会いたいと言いながら結局一度も会ったことのなかった、“アキ”ことたけだあきこ嬢。念願の初対面を果たす。でも、顔知ってたし電話で話したことあるし、全然初めての気がしなかったのだけど・・・。
それから、アキと一緒にいた“ゆーさん”こと夏野優さんとも初対面。詩を読んだりホームページ見てたイメージでは、活発そうな人だと思っていたら、すごくおしとやかそうで可愛い人だった。しかし見た目と裏腹に結構ノリよし。
アキとゆーさんの後ろにずっと背後霊がいて、何者かと思っていたらゆーさんの彼氏だった・・・。
ちなみに二人は、私たちが歌うことを知らない。あとから訊いたところによると、練習してたのにも気づいてなかったらしい。


そして望年会スタート。
まずは恒例のイラストコンクール授賞式。何が驚いたかって、最優秀賞受賞者の万葉睦月さんが男の方だったこと。絶対女の方だと思ってた・・・。すごく綺麗な女の人の絵を描かれる方なので。

そんな中、cherryとにゃんこ、ゆーさんに対して実に不審な行動を取る。ここに、私たちの挙動不審ぶりを書いておく。

望年会が始まってすぐ、うちら二人前の方にいすぎたことに気付き、後ろに下がってゆーさんの後ろに陣取る。
「どうした?」
「うん。ちょっと前におりすぎたかと思って」
まぁ、これは普通。

そのうちだんだん緊張してくる。
「あー緊張するー」
「こんなに汗出てきたよー」
なんて話しているところを、ゆーさんに気付かれる。
「どうしたの?」
「いや、なんでもないよ」
なんでもないことはないだろ・・・。

cherryは喉が痛くなってくる。
「今のうちに喉飴舐めといてもいいかなー」
って言ってるところをまたもやゆーさんに気付かれる。
「どうした?」
「cherryが喉痛いって」
「今喉飴舐めるのはあり?」
いや、普通パーティの席で喉飴舐めはじめる人はいないだろ・・・。と思いながら、舐める。

そして。出番が近づいてきた頃、ここじゃあちょっと後ろすぎて出にくくない?ってことになる。んで、
「ちょっと前行きたくなったで行くわ」
とか言って前へ出る。
いや、あんたらさっき前すぎるとか言って後ろ来てたやん・・・。

何も知らないゆーさんにとっては、なんと挙動不審だったことだろう・・・。


順調に望年会は進み、詩とメルヘン賞発表も終わって最後。いよいようちらが歌うことになる。
「今回は特別にイベントをご用意しています。弱冠20歳にして・・・」
・・・弱冠!!??
cherryとにゃんこ、その言葉にかなりウケる。そのせいでその後なんて言ったのか全然聞いてなかったけども。しばらく「弱冠20歳」がうちらの中で流行った。
「それでは、cherryさん、にゃんこさん(実際は本名)、壇上へどうぞ」
その瞬間、アキの「えーっ!?」っていう声が聞こえる。かなりしてやったり!
そして紹介を受ける。
「お二人はネット上では有名な二人で・・・」
・・・そ、そうなのか?
「歌をネット上で発表してらっしゃるそうです。どなたか聴いたことのある方はみえますか?」
・・・いや、来訪者1000人のページですから・・・。
と思っていたら、アキが手を挙げてくれる。かなり嬉しかったけれども、多分あなたサクラにしか見えないわ・・・。

紹介も終わって、cherryはピアノへ。にゃんこはひとこと。
にゃんこが何言ってたのかあんまり聞いてなかったけど、とりあえずひとことが終わったのでまずは1曲目。
前奏を弾き始めて、ふと気付く。
・・・にゃんこ、曲名言った?
でも、もう演奏を始めてしまったので、まあいいやと思って続ける。
ちなみににゃんこ談。
「歌始まってふとNさんを見たら『あーっ』っていう顔をしとったもんではって気付いた」
らしい。
歌は続く。にゃんこの歌も順調で、cherryの歌い出し・・・。
あれ?声出ない・・・。
歌前の龍角散は全然効いてなかったらしい。あれー?と思っているうちに、伴奏を間違えて慌てて立て直す。そんなこんなやってるうちに、1曲目は終わってしまった。というわけで、実は1曲目のことはあんまり覚えてなかったりする・・・。
そして2曲目。2曲目の前に、にゃんこ、慌てて曲紹介。
「曲名忘れるかも」とは言ったけれども、曲名言うのを忘れるとはさすがにゃんこ。
2曲目は、cherryのソロから始まる。cherry、裏声が全然出ないので、根性で地声で歌う。にゃんことのハモリ、にゃんこが裏声でcherryが地声って変だよなぁと思いつつも歌う。
そしてなんとか歌い終えて、気付く。
ピアノ伴奏一度も間違えてない!!
結構快挙。

cherryとにゃんこのY2K-PARTYデビューはこんな感じ。やっぱり、始まるまでは長くても、始まった後はあっという間ね。
歌い終わってから、思わずアキに抱きついてしまった。やっぱ終わるとホッとするのね。


してやったりの後の話。
歌が終わったことですっかり緊張がほぐれたcherry。歌の後は閑談。そのうちに、cherryとにゃんこにはもうひとつ野望があった。
それは地域限定アイテム“へぼ寿司”。
cherryは以前、「詩とメルヘン」に方言詩を載せてもらったことがある。詳しくは「cherryは東濃弁をしゃべる」を見てもらえればわかるが、つまりはこれをやなせ先生に食べていただこうということである。

ここで、へぼ寿司の全貌を明らかにしておく。
へぼ寿司は、片側にへぼ(蜂の子)を、もう片側にでんぷんを載せた、3.5×6×3立方センチメートルほどの押し寿司である(製作者cherry母)。
へぼに似つかわしくなく、サランラップとピンクのリボンで可愛くラッピングしてみた。
当初12個あったへぼ寿司は、すでにcherryとにゃんこによって10個まで減らされている・・・。

そんなへぼ寿司、やっぱり最初にやなせ先生に差し上げなくては!と思い、やなせ先生の元へいざ行かん!
「やなせ先生、今日は歌わせて頂いてありがとうございました」
「とてもよかったですよ」
と言って、突然やなせ先生にものすごいものを頂く。
これにはcherryとにゃんこ、びっくり。
うちらの方が歌わせてもらってるんだからお礼しなあかんのに!
やなせ先生に頂いたもの。全貌は明らかにしないが、のし袋に直筆で「おこづかい やなせたかし」と書かれた素敵なものである・・・。

ちなみにこれをもらったとメールで報告したときの親の反応は、
cherry母「そんなんもらっちゃっていいの?」
にゃん母「返したら失礼よ」

しかし後にわかったことだが、にゃん母とにゃんこの間ではこんなメールがやりとりされていたらしい。
にゃん母「今日夕飯いるの?」
にゃんこ「やなせ先生からこれもらっちゃったて。・・・いらない」
にゃん母「返したら失礼よ」
にゃんこの「いらない」はこれのことではなくて夕飯のことだったのだが・・・。

「メルヘンを書いてるのはどっちだったかな?」
「あ、私です」
「なんていうメルヘンだった?」
「『お引っ越し』です」
「あぁ、あれ。面白かったよ」
なんだか去年も聞いたセリフを!もしかしたら私、この先もずっとこのセリフを言われつづけるのではないかという一抹の不安にかられる(だって最近全然載らないんだもん・・・)。っていうかこの先もずっと望年会に参加するつもりなのか?私は・・・。
そうこう言っているうちに、へぼを渡すチャンスを逃す。しばらく待っていたけれど、やなせ先生が暇になる気配がなかったので、他へ行くことにする。
と、ちょうどそこに、二人でいる敦子さんとMITUGUさんを発見!さっそくお礼に。
二人によかったと言ってもらえてcherryは幸せ。
自分で詩を書いて歌をつける分には、自分の思うようにやればいいけど、他の人の詩を歌にするのって、その人の持ってるイメージを壊しちゃいけないから、結構どきどきなのである。

二人と話して、写真も一緒に撮ってもらって、ちゃっかりホームページの宣伝もしていると、N氏が高橋賢成さんと蓮田千尋さんを紹介してくださる。
去年エビチリぱたぱた状態だった高橋さんと、1年ぶりの再会。高橋さんはちょっとお茶目(にゃんこ曰く)になっている。
cherry「すごい安いパックでホテル予約したんですけどー、めちゃいいところでびっくりしたんですよー」
高橋さん「そりゃ夜中になんか出ますよ」
ちなみにこの話は夜ホテルで寝るときに話題になった。「ここ22階なのに窓の外に女の人が立っとったりしてね」とか。
ちなみに何も出なかった。

高橋さんとの話が終わって、cherryとにゃんこは食に走ることにする。去年全然食べられなかったので、今年こそは、ということで。
ご飯をついで食べようとしたところ、やなせ先生がフリーになっているのを発見。さっそく近寄る。
「やなせ先生、実は今日お土産を持って来たんですよ」
と言ってさりげなく寿司を渡す。
「これは何?」
「蜂の子です」
「蜂の子かー」
やなせ先生、苦笑い。その後、食べてくださったのかどうかは不明。

やなせ先生にへぼ寿司を渡したところで、cherryとにゃんこは食事どころではなくなる。残り9個を誰に食べさせてやろうかという企みが。
ちなみに今年こそはケーキを食べようと言っていたがそれも結局食べられなかった・・・。
とりあえずまず、「へぼ食べてみたい」と言っていたアキの元へ。
自動的に、傍にいたゆーさん、ゆー彼、中村聖子さんにもへぼ寿司が渡る。
そしてみんな結構普通にへぼから食べる。ゆー彼だけはでんぷんの方から食べていたけれども。そしてみんな普通に「美味しい」と言う。普通だった。
残り5個。とりあえず1個はN氏にプレゼント。その場で食べてくれなかったけれども、その後食べてくれたのだろうか。
それから、ちょうど後ろにいた三木裕さん、たこやん由紀さん、藤田夏代子さんにもプレゼント。みんなやっぱり普通にへぼから食べて普通に「美味しい」と言う。普通だ。
思わず、「なんだみんな普通だよー」と言う。だってもうちょっと驚くかなぁとか思ったんだもん。
ちなみに三木さんは、「蜂の子です」と言うと「あーへぼかー」。私の詩を覚えててくれたらしい。感謝。ゆーさんも覚えててくれたし。
そんなわけで残りは1個。誰にあげようかなーと言っていたらちょうどそこになみきたけあきさんが現れる。最後のチャレンジャー決定。
みんなに「美味しいよ」と言われながらも、慎重にでんぷんの方から食べる。ちょっと嬉しい。でもやっぱり普通に食べて普通に「美味しい」。
そういうわけで結論。「やっぱりへぼは美味しい!!」。へぼの美味しさは全国共通でよかった。
というか、反応が面白かったのはやなせ先生だけだったような・・・。

ここで、忘れちゃいけない歌の反応を。
顔を合わせたことのある方はみんな「よかった」と言ってくださったんだけど、知らない人からも「よかった」と言われてとても嬉しかった。

そして藤田さんには、
「風邪ひいて喉が痛くて、声出なかったんですよー」
「じゃあほんとはもっと上手いんだ」
「そりゃもうプロ級」
・・・。

大下美奈さんには、
「自分でもすごいと思ったのはー、伴奏を間違えなかった!」
・・・自慢してどうする。

岩尾別ぴりかさんには、
「詩が最初にあってそれにメロディをつけるから、言葉がぴったりあってていいですよね。最近の歌は、メロディが先にあるから、言葉があまっちゃってあまり好きじゃないんですよ」
・・・すいません。よくやってますそれ(特にcherryは・・・)。


閑談後、恒例の抽選会が行われた。
今年のオープニングはやなせ先生の「怪傑ナガネギマン」。
例によってくじを引く人の名前が呼ばれて、その人が引いたくじの番号を持っていた人が景品をもらえる。
最初に名前を呼ばれたのは、アキ、ゆーさん、そして大下さん。
3人を見て、「驚いてるよー」とか言いながらも、「まさかうちら呼ばれんよねー・・・」。
・・・なんて言っていたら呼ばれる。
そんなわけで、くじ引きへ。
アキとゆーさんに、「cherryよろしく」と言われ、
「何番?」
「62と63」
「うん。頑張るわ」
・・・なんて言っていたらほんとに62と63を引いた私。調子に乗って自分の番号も引こうとする(ちなみに50番)。が、当たらず。お約束。

そんなことを言っていたら、にゃんこも当たって、結局アキ、ゆーさん、にゃんこはお揃いのキティちゃん着せ替えをもらう。当たらない私。去年は当たったのに。
と、言っていたら当たる。しかしキティちゃんのマグカップだった。・・・嬉しいけど、私もお揃いがよかったなぁ。
お揃いといえば、そういえばお揃いの指輪の話。
アキがcherryとにゃんこと3人でお揃いで買ってくれた指輪。
アキとにゃんこはしてたけど、私はしてなかった・・・。
「まあ、ピアノ弾くからしょうがないよねー」とアキに言われる。が、ちゃっかり違う指輪をしていたcherry。いや、これには深い訳が・・・。

くじが当たったので部屋の後ろの方に行くと、ぴりかさん、酒井景二郎さん、たがたみき子さんが、くじが当たらないと苦悩していた。
酒井さんは、「39だから『散々苦労する』だよー」と言ってのた打ち回っていた。私の頭の中では、吾郎ちゃんが「サンキュー」って言ってたんだけど(by「SMAP×SMAP」)。
結局3人とも当たらなかったらしい。
ちなみにゆー彼は空気洗浄器が当たっていた。すげー。でも持って帰るの大変そう。
と思っていたら、N氏から「お土産。持って帰るの大変だけど」と言って食器を3箱くらいもらう。またうちらこんなんもらっちゃっていいの?と思いながらももらう。
家に持って帰ったら母はとても喜んでいたが、持って帰るのは確かに大変だった・・・。しかもcherryマグカップも当たったし。

望年会終了後、作詞をなさっているエリさんと話をする。
「もしよかったら今度ご一緒できないかなと」
「いや、でもうちら、ほんとに遊びですよ?」
なんて言いながらも、ちょっとこれはすごい展開ではないか?と思っていると、
「もう終わりだから話するなら外でしてね」
とやなせ先生に言われ、ロビーへ。そのときに離れてしまったので、結局エリさんとのトーク終了。ちょっと惜しいことをした(?)。
望年会はどうも忙しくていかん。話をしていてもすぐに次の人が来るからね。ゆっくり話ができないのが難点。

そんなこんなで、望年会終了。その後もロビーで結構話してたんだけど。わすれなぐささんや平岡あみちゃんと写真も撮ってもらったし。
それからアキに神戸土産の飴をもらって、アキ、ゆーさん、ゆー彼と別れる。ちなみにゆー彼は「マッチ売りの少女」である。詳細はさておき。


帰り道。サンリオの袋を2袋両手に抱え、電車に乗るcherryとにゃんこ。うちらどこ行って来たんや一体!?っていうノリ。
ホテルに帰ってから、立派なホテルを見て、「やっぱうちらなんか間違っとるよねー」を連発。なんでこんないいホテルに泊まってるんだうちら、みたいな。
そんな折、にゃんこが重要な事に気付く。いきなり「えー嘘ー!普通なくさんてー」を連発し始めるにゃんこ。何かと思ったら、
「指輪がなくなった」
らしい。
どこで無くしたのか模索した末、永田町で切符を買うとき、手袋を外したからそこで落としたんじゃないかということになる。
「これあとで写真見たときに、途中でなくなっとったら笑えるよねー」
・・・結局どうだったんだろう。
それから二人で、にゃんこが当てたキティちゃん着せ替えで遊ぶ。キティちゃんが4頭身くらいあってちょっと恐かったけど。
「うちらホテルで何やってんだ」とか言いながらも、結構はまってにゃんこは写真まで撮る。
そんな感じで、12月7日は終わった。

余談。にゃんこと話しているときに、ゆー彼を見たことあるという話になる。
「絶対どっかで見たことある顔だよねー」
「友達とかであんな顔した人おったっけー?」
なんか見たことのある顔なんだ。どこで見たんだろう。気になる・・・。


12月8日である。
AM9時に起きようということになっていたので、前日、にゃんこの携帯、cherryの携帯、ホテルの目覚ましのアラームをセットしておく。
朝、にゃんこの携帯の音でcherry目覚める。
もう9時かぁとか思いながらもぞもぞする。が、なかなかcherryの携帯とホテルのアラームが鳴らない。
おかしいなぁと思って時計を見たらまだ8時だった。にゃんこの携帯はにゃん母からのメールだったらしい。
眠れなくなったので、ベッドの中で1時間、望年会レポのネタを考えていた。

9時起床。
産経新聞が届いていた。
トップの「今朝の詩」とかなんとかいうコーナーに、わすれなぐささんの詩が選ばれていて驚く。なんてタイムリー。
その後、ホテルの朝食を食べに行く。
大体「朝食つき」って書いてあった時点でなんかすごかったんだ。
にゃんこと二人、「やっぱりなんか間違っとるよねー」を連発。
ちなみにホテルの朝食は25階で食べた。超いい眺め。

この日、cherryとにゃんこは予定を立てていた。
まず、新風舎に行って本を物色。それから、アートスペースに行って井上直久先生に会うというもの。
なぜ新風舎かというと、それには新風舎による深い策略があった。
cherryは以前、「あ」という詩を新風舎の「第9回詩のギフトブックコンテスト」に出して、佳作をもらった。
そのときの賞金が、「新風舎利用券5000円分」だったのである。策略でしょ。つまり新風舎の商品しか買えない。
そんでもって、その利用券の裏を見てさらに驚く。店が東京にしかない。策略でしょ。
通販では使えないのかと思ってメールで問い合わせてみる。返事が来ない。策略でしょ。
まあ、そんなわけで、新風舎に行くことになった。
アートスペースは、にゃんこがずっと行ってみたいと言っていて、ちょうど井上先生もみえるということだったので行くことになった。ちなみに井上先生は風邪で望年会を欠席されていたので、ちょっと心配。

お昼にイバラード友達の旧トルコ石さん(現ニイさん)と待ち合わせしていたので、10時にはホテルを出ようということになっていたが、結局いろいろやってたら10時半になる。
まず東京駅へ行って、荷物を置いてくることにする。「うちら絶対サンリオピューロランド行ってきたよね」とか言いながら東京駅に着いて荷物を置く。新幹線の改札に行くのに、また1周くらいしてしまった。
時間が中途半端になってしまったので、新風舎に行くのはあとにしようかとか言っていたら、トルさんから連絡が来る。人身事故で電車が40分遅れたらしい。
でもやっぱり中途半端なので、いろいろ考えた末、皇居に行く。

愛子さんの名前が7日に決まったばかりだったので、「めっちゃうちらタイムリーやない?」「記帳とかしてこよう!」とか言いながら、わくわく皇居に向かう。
まず始めに、噴水のあるでっかい公園に出る。
「おおっ、さすが皇居」とか言いながら通り過ぎる。
「いっつもリムジンとか入ってきて『雅子さまー』とか叫んでるとこはどこ?」
と言いながらずんずん進んでいくと、向こうの方に人が大勢並んでいるようなのが見える。
「あ、あそこやない?記帳」
「まさか並ばんよね」
「そんな暇ないて」
と、わくわくそこへ向かう。
近づいてみて気付く。
「JR駅伝大会???」
・・・だった。
結局、端の桜田門まで行ってしまったが何もなかった。
「きっとこの裏行ったらいろいろやっとって盛り上がっとるんやて!」
「きっとそうだ!」
ということにして、時間もなくなったので東京駅へ戻る。
トルさんに電話すると、「あー、あそこなんにもないでしょ」と言われる。
「やっぱなんか間違っとるて絶対」と言いながら帰る。
間違いだらけの旅行だ・・・。
しかし後にニュースで、「雅子さまが正午に宮内庁病院から東宮御所に行った」ということを知る。うちら、どこをどうすれ違ったんだろう・・・。

トルさんを丸の内線入り口で待つ。「ここってほんとに丸の内線入り口?」とか言いながら電光板を見てたらいつの間にかいた。
その足でアートスペースへ。イバラードの長、フクオカさんに会う。井上先生は2時ごろ来るということだったので、ちゃっかり昼飯おごってもらってちゃっかりお茶もらってどっかり座って待つ。
ちなみにこのとき、ホテルメトロポリタンは井上先生もよく泊まる場所だということを知る。やっぱりすごかった・・・。
待っていると怪しい男登場。彼の名はhara氏。イバラード友達の怪しい男である。
秋葉原で新しいデジカメを買ったらしく、とても上機嫌だった。
hara氏にこのあと本屋に行くと言ったところ、
「岐阜は本屋もないのか」
・・・山奥だから。

井上先生は予定より1時間ほど遅れてアートスペースへ。風邪、大丈夫じゃなさそうだったけど、大丈夫だったのか(いや、だから大丈夫じゃないって・・・)?
フクオカさんが新風舎まで送ってくださるとのことだったので、井上先生が翌日の展示会用のサインを書いている間、近くの現代美術館とかに行って時間をつぶす。
が、結局時間がなくなってしまったので、4時ごろお別れしてトルさん、hara氏と4人で新風舎に行くことに。
ちなみにこのときhara氏は井上先生からすごいものをもらっていた。

そんなわけで、新風舎へ。
cherryは、とりあえず絶対買おうと思っていたぴりかさんの詩集「青春45回転」を購入。
まだ利用券がいっぱい余っていたけど、時間がなくなってきたので、とりあえずもう1冊、「詩とメルヘン」でよく紹介されていた本を買う。結局まだ利用券は2000円分余っている。また来年か・・・?

cherryとにゃんこの旅行はパックなので、当然新幹線の時間は決まっている。そんなわけで、急いで東京駅に向かうことにする。
途中、永田町で降りてにゃんこの指輪探しに。駅員さんに訊いてみたが、結局見つからず。上野駅に預かり所があるとのことだったので、トルさんとharaさんにお願いしてうちらは駅へ。

新幹線乗り場に行く為に、また駅1周する。「多分もっと近道あるよね」とか言いながらも、一度通った道は安心するものである・・・。新幹線乗り場に着いて、お土産を買う。cherryは「東京プリン」、にゃんこは「純ちゃん(小泉総理)チーズケーキ」を買う。ちなみに、昨日の今日でさっそく「愛子さま饅頭」も売っていたりした。

ぎりぎりまで待ってみたけど、指輪はやっぱりなかったらしく、cherryとにゃんこ、新幹線へ。





そんなわけで、東京周辺でこの指輪にピンときたら、にゃんこまで!


そんなこんなで、間違いだらけの田舎者旅行は終了。
龍角散の喉飴は、望年会が終わった頃には存在を忘れられていた。
望年会で歌った歌については、敦子さんとMITUGUさんの許可を取ったあと、ホームページ「Y2K-PARTYの音楽館」に載せたいなぁと思っているので、こちらもお楽しみに。

去年にもまして長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。

以上。





よろしければ感想をひとこと残していってくださいね。
古い作品でも大歓迎です。













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